あなたの子どもが投手になった時 「投げられないエース」

あなたのお子さんが、野球を始めてから投手になった時に気を付けて頂き事になります。
もちろん、入部当初は野手で、上級生になってから 「ピッチャーとして抜擢される」ケースが多いでしょう。
投手としての技術・マウンド捌き・球種の威力やコントロール・フィールディングはさておき ・・・
※ 技術が知りたいんだ! という場合には 「投手上達カテゴリー記事」 を参考にされて下さいませ。
しかしながら、ピッチングは急に上達をするものではありませんので、話を戻しますね。
少年野球や中学軟式 (もしくは硬式) とやって来て、次の高校野球になれば、練習量や食事量もそれまでと大きく変わってきます。
名門校と言われる様な高校でなくても、県ベスト4などでも十分にありえるのが "投球骨折" や "投球障害" と言われる、いわば野球において 「肘や肩を痛めてしまう」 という事です。
※ もちろん、元々の体型や体の作り方、フォーム、バランスなどの個々で大きく影響されます
- 甲子園に出場してテレビ中継がある中で、振りかぶって投げる途中で投球骨折をして、次の試合ではギブスでベンチ応援に入る投手
- 甲子園で将来を期待されたけど、投げられなくなったエース達
- 高校時代の連投や痛みに耐えさせられて、監督に怨みを綴った手記を公表した元高校球児
- 今までの蓄積でプロ入り後に、すぐに故障者となる投手
- すでに高校で肩や肘を消耗してダマシダマシやりながらも、短い選手生命だった名投手
- 甲子園優勝投手でも、肩や肘の故障で野手へ転向した選手
- 技術的な指導は受けておらずに、中高でピッチャーをして、地肩が強くセンスがソコソコあったので技術は二の次でガムシャラに投げ込む投手
こういった様々なケースが、投手(ピッチャー)にはあります。
もちろん、草野球にもありますよ (実際いたんで 笑 )
こういう事も踏まえて 「投手は野球の中心で目立つ位置ですが、力強く投げる分だけリスクが伴う」 という認識が大切です。
なるべく ・・・
- 投げ込みをし過ぎない
- ストレートの速さばかり追求せずに、コントロールを磨く
- ストレートを投げるならば、初動から力を入れるのでなく、しっかりと最後に指先でボールをはじく感覚
そして ・・・
正しい投球動作 (フォーム) が肝心です!
個々の体格や、筋力・骨格などは違いますが 「人体力学」 は共通します。
人体力学とは、簡単に言えば ・・・
腕には、この様な骨や筋繊維があるので、こういった動作をすれば負担が軽くて威力を発揮できる。というものです。
まだまだ、高校野球での "タイブレーク" や "投球制限" は机上の空論で具体化されていませんので、小中学生の頃から、正しい投球フォームとリスクを知っておく必要があると思いますよ ^^ /
長いスパンで、お子さんの野球への取り組みを応援しましょう!
まずは 「投手としての基本の体作り」 が大切です。
せっかくならば、投手となったからには、ずっとピッチャーとして活躍して欲しいからです。
↓ 野球が格段に上達するプロ野球選手が指導してくれるDVD特集 / 理論・形・動作・練習
![]()
