野球のピッチャーのイニング別での投球の組み立て方

先発ピッチャーはゲームを作っていく役割があります。
初回から大崩れして3、4点失点してしまえば守備と攻撃の士気にも影響しますし、リリーフがロングリリーフとなってしまいます。
しっかりと試合を任せて投げられる投手も1チームに限られた人数しかいないでしょう。
ですので、先発ピッチャーは調子が良い時はいいんですが、調子が悪い時にでも悪いなりにしっかりとゲームを作る責任があるんですね。
プロ野球では試合開始時間が決まっていますが、アマでは1回戦(1試合目)以外は、ゲーム進行により異なりますので、その投手で調整のやり方は違うと思います。
試合前の調整は自分で行い、試合に入れば相手との対戦となります。
初回 (1回) 先頭打者が大事で3人で終わる様に丁寧に
初回はピッチングのリズムを作るために先頭打者はしっかりと打ち取っていきたいです。
初回に相手のペースに飲まれれば大量失点の危険性も出てきますので、先頭打者はしっかりと抑えて3人で切りたいです。
もちろん、コントロールに気を使い丁寧なピッチングをします。
序盤 (2回・3回) 軸とする球種の見極め
初回に注意したいと言っても、実は初回に得点は入るケースは多いです。
ですので、点を取られても気持ちを切り替える必要があります。
その日の調子を自身で探り、カウントが取れる球、決め球となる空振りが取れる球を見極めます。
中盤 (4回・5回・6回) 2打順目のピッチングの組み立てに工夫
試合も中盤に差し掛かれば、エネルギー切れしない様に、糖分捕球を行います。
もちろん、しっかりと水分補給も行いましょう。
水分補給は薄めたスポーツドリンクの方が早く体へ浸透し吸収されます。
打者との対戦で特に注意するのは、2巡目以降に入ってくるという事です。
1巡目とは違う投球の組み立て方で、打者に的を絞らせない工夫が大事です。
終盤 (7回・8回・9回) 集中力を欠いてコントロールミスをしない事
終盤は3巡目以降となります。
打者はそのピッチャーのボールに目と体が慣れてきますので、終盤は集中力を切らさない様に、しっかりと最後までコントロールを大事にしていきましょう。
終盤よりセットアッパー、リリーフへと継投も増えてきます。
その理由は ・・・
- 疲労 (球威の低下・コントロールの低下)
- 集中力の欠如
- 投手の負担軽減
- 相手チームの目が慣れてくるから
です。
ゲームセットまでは勝つ事を追求していきましょう ♪
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