出どころの見えにくいピッチング!いかに打者にボールを見せないか

野球の投手のピッチングフォームでは ・・・
- 球速のスピード
- 変化球の球種やキレ
- コントロール
この三本柱以外にも、フィールディングやマウンド度胸、マウンド捌きや駆け引きなども言われる事ですが、重要視したいのは ・・・
- ボールの出どころが見えにくいピッチングフォーム
- 打者から最後までボールの出どころが分かりにくい投球フォーム
などと言われる投球術です。
この様な、出所が投げるギリギリまで分からない (見えにくい) というのは、打者にとって ・・・
- 最後まで球種が何なのか?の判断がしにくい
- タイミングを外されやすい
- 体感スピードが速く感じる
などのメリットがあります。
一般的に言われる 「打ちにくい投手」 になれる訳です。
それでは、具体的にどの様なフォームがバッターからして打ちにくい。と感じるのでしょうか?
それは ・・・
" ボールをリリースする最後まで、なるべく打者にボールそのものを見せない事です "
バッターから見て 「頭や腕や体」 でボールを隠す様なピッチングフォームとなります。
それでは "ドクターK" と言われた日米通算200勝投手の 「野茂英雄」 の投球フォームを見てみましょう。
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下の2コマは、上方向カメラ撮影ですので、実際にバッター目線ならば、球が見えていない事が分かります。
↓ 拡大図
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それでは、今度は別角度からはどの様になっているのでしょうか?
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この様に、しなりのある打者からボールを見せない様なフォームになっています。
もっと、具体的により打者目線で見れば 「打ちにくい投手」 と 「そうでない投手」 を比較するとどうなるのでしょうか?
- (左側) 楽天ゴールデンイーグルス 則本昂大 #14
- (右側) 読売ジャイアンツ 澤村拓一 #15
※ 審判カメラより
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則本投手は、右腕が全く見えていません。
バッター目線ではボール所か腕までが完全に隠れています。
※ 後ろに見えているのはセンターの選手となります
澤村投手はボールが見えています。
この様に、バッターから見て、最後までボールを見せないピッチングをしている投手の方が、より良い成績を残している事が分かります。
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