チャンスに強いバッターになるにはどうしたらいいのか？？？

その説明をする前に 「得点圏打率 ＝ チャンスに強い弱い」 とは一概に言えません。

2アウトでランナーが二塁にいて一塁が空いていれば四球で歩かされる事も多々あるからです。

また、バッティングの基礎が身に付いていなければどうしようもありませんので、バッティングの技術向上が優先される場合には

バッティング上達DVD の記事をご覧ください。

得点圏 （二塁・三塁）にランナーがいる場合にチャンスに強いバッターになるためには 「読み」 で球種やコースを絞ります。

ちなみに、余談ですがチャンスに強いバッターの事を "クラッチヒッター" とも言います。

クラッチは 「ぐっと掴む」 と言う意味で、チャンスや重要な場面で活躍する事を意味します。

では、話を戻して 「読み」 が出来れば狙いを絞ったバッティングが出来ますので、打ちやすくなります。

例えば、コースをおおまかに二分類したとします （右打者で仮定）

① アウトコース （外角）

② インコース （内角）

ここで、球種が ・・・

1. ストレート
2. カーブ
3. フォーク （もしくはスプリット）

があるとすれば ・・・

①-1 外角ストレート ①-2 外角カーブ ①-3 外角フォーク

②-1 内角ストレート ②-2 内角カーブ ②-3 内角フォーク

と全部で9通りの配球があります。

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例えを出して、ここでノーアウト二塁だった場合に、バッテリーが考える事は ・・・

「ヒットも打たせたくないし、出来れば進塁打も打たせたくない」 と言う事です。

ならば、狙いは三振かサードかショートゴロか詰まったフライに限定されます。

と、なれば考えられるコースは ・・・

• 内角中心で外は見せ球で使って来る
• ゴロを打たせたいので勝負球はフォークの可能性が高い
• アウトコースの見せ球でカーブがあれば読みは結構当たっている
• 内野が前進守備で1点もやりたくない場合には外のカーブで引っかけさせる事もある

など、イニング・ランナー・守備位置で色々と的が絞れてくる訳です。

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また、別の例を出して、ワンナウトでランナー三塁ならば、バッテリーが警戒するのは ・・・

もちろん安打もそうなのですが、犠牲フライですね。

犠牲フライを嫌がる場合には、高目のコースには来ないという事です （スクイズ警戒や投げる瞬間にバントの構えをすれば外すか高目にボールが来ます）

低目の変化球やアウトローのストレートが考慮できます。

高目のストレートはまず来ないでしょう。

外野フライの犠打やテキサスヒットを嫌がりますので、三振か内野ゴロを取りに来る事が考えられます （1点ややっても良いという守備は除きます）

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バッテリーがどんな打球に警戒しているかで、配球が読める訳ですね。

上記の9種類のコースと球種が半分にでも絞る事が出来れば、チャンスで打てる可能性（確率）はそれだけでも上がるはすです。

もちろん、過去2打席に全て内角攻めで三振ばかり。などならば、状況関係なく内角を攻められると思いますし、ある球種に全くタイミングが合ってないならばその球種で攻められます。

ですので 「考えられる状況 + 打者の特長」 で配球を決めてきます。

それらを総合的に踏まえれば、かなり球種は絞る事ができます。

そうなれば、チャンスがより打てるチャンスになるんです。

もっと、単純に言えばバッテリーは 「得点につながる事や直接得点になる事が一番嫌な訳です」

合わせて読んで頂ければさらに野球が詳しくなる記事

⇒ 野球の頭脳的なポジションであるキャッチャーの配球の組み立て方とリード

追記

打順が近くなってチャンスで、俺まで回ってくるな！ と願う様なメンタルではチャンスで打てません。

俺まで回してくれ！ 俺が決めてヒーローになってやる！

そう燃える性格の方が本領を発揮できますし、集中力が違います。

もし、メンタルトレーニングが必要な場合には ・・・

⇒ 野球やスポーツのメンタルトレーニング の記事をお読みください。

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