2シームと4シームの違い「メジャー帰りの黒田博樹」から学ぶ動画

野球でよく聞く「2シームと4シーム」って何?
今回はその様な記事になります。 動画で見たらすぐに違いが分かると思います。
前田智徳 × 黒田博樹
シームとは “縫い目” のことです。
- 2シームは、ボールの縫い目が2回通る回転(不規則な空気抵抗)
- 4シームは、ボールの縫い目が4回通る回転(規則的な空気抵抗)
を言います。
同じストレートでも2種類あり、2シームは空気抵抗により微妙な変化があります。
メジャーの投手は2シーム主体ですね。ほとんど4シームは投げないと言われています。
メジャーのボールは日本のボールよりも作りが荒い分、変化が大きいからです。
俗に言われる 「汚いストレート」 のボールです。
軌道が真っ直ぐでないストレートですね。
黒田は、2シームのボールを 「フロントドア」 にも使ってカウントを稼げる投球法を行っています。
野球でのフロントドアとは 「ストライクゾーンの外から内に入ってくる球」 の事を指します。
その反対が 「バックドア」 になります。
- バッター側が正面玄関 (フロントドア)
- その反対が裏口(バックドア)
となり、それぞれ外からストライクゾーンに入ってくるボールです。
2シームとシュートの違い
変化球はこれだ!という定義はありませんし、同じ変化球でも個人によりボールの軌道は様々です。
投げ方・リリースポイント・ひねり・抜く・感覚・速度など違うからですね。
ですので、一般的に言われている違いを記載すると ・・・
2シーム
シュートと比べて空気抵抗があるので緩く落ちる変化と、左右のどちらかにやや曲がるという特徴があります。どちらかと言えば、シュート方向へ曲がる事が多いです。シュート
回転が速く右投手・右打者ならば食い込んでくるというイメージです。空気抵抗は2シームに比べて受けませんので、2シームより沈みません。
2シームとカットボールの違い
2シームについては上記で説明した通りです。
カットボールは、ストレートの軌道で打者の手前でややスライドするボールです。
変化球はカーブの様な軌道でも、投げてる本人がスライダーと言えばスライダーですし、上記に記載した様に変化も個々により違いますので、野球を見ていても判断が難しいですよね。
打者の手前で小さく変化する球は、ボールの上を叩かせて内野ゴロを打たせる目的になります。
打たせて取れるボールなので、球数制限にもつながります。
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